6 進歩と進化
携帯電話,インタ−ネット,パソコン,の普及により世の中は大きく変わった.
たった20年で世界が大きく変貌(へんぼう)した.

変化の速度は加速度を増している.

よく言われていることでもあるが,人間の知能が変化に対応できていない.
つまり,科学の進歩に人間が順応していない.危険である.

何が危険かというと,便利で楽な世の中になるほど人間は横着(おうちゃく)
になってしまう.頭でっかちになってしまう.

頭で覚えてもカラダで覚えていないので実践で対応できない.

電子メ−ルや携帯電話を巧みに使いこなすが,実際に人と会った時に,まと
もに話ができない人が増えている.

そして,これはインタ−ネットの普及との因果関係があるのかどうかわからな
いが,あきらかに「忍耐力の不足」した人が増えている.

すぐに諦(あきら)めたり逃避する人が多いように思う.
あるいは「精神的自己防衛本能が過剰な人間」とでも言いましょうか.

神経質で自尊心が強い人ほど集団生活には不向きである.

しかし,困ったことに,そんな人ほど「さみしんぼう」である.

この矛盾はどうすればいいのか.そんな矛盾をぶつけられた場合にどう対応
すればいいのか.

これはピュアが活動する上での大きな課題のひとつでもある.

難しい課題であるが,難しいほどやりがいがあるようにも思う.

難しいからおもしろく,楽しいだけの楽しさは楽しさでないと考えています.

ピュアは常に進歩し,人間らしく進化したい.
戻る つづく